■ .iniファイルの説明 〜その1
それでは、一番単純なつくりのスキンをもとに基本的なことを説明していきます。
当サイトのスキンで言うと「Acrylic系」や「AeroPlag」が一番単純ですね。
それらの中では一番DL数が多い「AeroPlag」を引用しますが、.iniファイルの内容を
全部貼り付けながら説明しますので、持ってなくてもわざわざDLする必要はありません。
(.iniファイルから引用している部分は太字にしてあります)
なお、マニュアルやヘルプなどはほとんど参考にせず、「sk2はこう理解している」
という前提で書いてますので、用語や説明が間違っているところもあるかと思います。
また、説明していない項目も多々ありますので、さらに上を求める人はヘルプをご覧ください。
; Rainmeter [Aero Plagiarism]
;= 項目 =========================================================
行頭に「 ; 」(半角セミコロン)がある行は「コメント行」になります。
コメント行はスキンに直接影響しませんので、好きに書くことができます。
何のソフトのなんていう名前のスキンか記載したり、見やすいように区分けしています。
[Rainmeter]
BackgroundMode=1
スキンとしての表示についての設定で、=のあとは 0、1、2 のいずれかになります。
とりあえず「普通のスキンならこう書いとけばいい」って程度の認識でいいんじゃないかな。
[MeasureTime]
Measure=Time
Format="%H:%M"
まず一行目、[ ]で囲まれている部分が、このセクションの名前になります。
この[名前]は好きに付けてかまいませんが、他と重複しないように気をつけてください。
二行目の「Measure=〜」は、「〜を取得しなさい」というRainmeterに対する指示であり、
ここでは日時(Time)をパソコンから取得させてデータ化しています。
(「Measure=〜」の「〜」に記述するその他の項目については後述します)
そして三行目で、取得したデータをどう表示させるか書式を設定しています。
「Format=" "」に書かれてる「%H」は、24時間表記での〜時。「%M」は〜分になります。
ちなみに24時間ではなく12時間表記にしたい場合は、「%H」ではなく「%I」になります。
取得した「Time」のデータから「Format=" "」で抽出できるのは、年月日、曜日、時刻
など多岐にわたります。他の表記にするにはどうするのかはここでは書ききれませんので、
他のスキンやRainmeterのヘルプを参照してください。
[MeasureCPU]
Measure=CPU
「CPUの稼働率を取得し、このデータを[MeasureCPU]としなさい」という意味。
[MeasureMemory]
Measure=PhysicalMemory
[MeasureSwapMemory]
Measure=SwapMemory
[MeasureNetIn]
Measure=NetIn
[MeasureNetOut]
Measure=NetOut
[MeasureNetOutCalc]
Measure=Calc
Formula=(MeasureNetOut) / 1000
[MeasureNetInCalc]
Measure=Calc
Formula=(MeasureNetIn) / 1000
ここまで、実メモリ、スワップメモリ、ネットから入ってくる速度(つまりダウンロード)、
ネットへ出て行く速度(つまりアップロード)‥‥を取得させています。
[MeasureNetOutCalc]と[MeasureNetInCalc]では、転送速度を計算処理しています。
表示するときに「AutoScale=1」とすると、1000Mを越えたところから数値がG単位になり、
大雑把になりすぎてしまうので、ここでM単位にして「AutoScale=0」で表示させるのです。
追記:いまの私ならこうはせず、表示させるときに「Scale=1024」と計算させますね。
ついでに言えば「Formula=〜 / 1000」も「Formula=〜 / 1024」とするのが正解。
[MeasureIP]
Measure=Plugin
Plugin=Plugins/SysInfo.dll
SysInfoType=IP_ADDRESS
これはIPを取得させているところ。三行目でプラグインを使用しています。
プラグインをどのようにどう使うか詳しいことはよくわかってません。
このスキンも他のスキンを参考にして、適当にコピー&ペーストしてきてました。
「IPを表示させたいときはこれが必要なんだな」ぐらいにわかってればいいのですよ〜(ぉ
このあと「SysInfoData=〜」で「0」ならプライベートIP、「1」ならグローバルIP‥‥
ってあれ? ないじゃん。そもそもこのスキンではIP表示しないのになんでこれが‥‥
‥‥って、どうやら編集したときに消し忘れた模様です (^^;
そーいえばIPも表示させようと思ってたんだけど、狭かったからやめたんだっけ(爆
IP表示に関しては他のスキンを参考にしてみてください。(ぴくせる2000とか)
と、ここでふと気づいたのですが、ウチのスキンにはプライベートIPを表示するものと
グローバルIPを表示するものがあります。最初は自分が表示したいように.iniファイルを
書き換えてもらおうと思ってたんですが‥‥すっかり忘れてました ヾ(^^;ぉぃぉぃ
[MeasureUptime]
Measure=Uptime
これは「起動してからの時間を取得し、データ名をMeasureUptimeとします」という意味。
[MeasureDiskSpaceC]
Measure=FreeDiskSpace
Drive=C:\
[MeasureDiskSpaceD]
Measure=FreeDiskSpace
Drive=D:\
[MeasureDiskSpaceE]
Measure=FreeDiskSpace
Drive=E:\
ここまで、Cドライブ、Dドライブ、Eドライブの空き容量を取得させています。
他のドライブを取得したければ、ここを適当に書き換えたり書き加えればOK。
と、ここまでが前のページに書いた『表示する情報の取得』の部分です。
このスキンで表示させたい情報を取得し、データとして名前を付けて揃えたところです。
「Measure=〜」で取得できるデータは以下のとおり。
CPU |
CPUの稼働率 |
Memory |
メモリ全体の使用量 |
PhysicalMemory |
実メモリの使用量 |
SwapMemory |
スワップメモリの使用量 |
NetIn |
ダウンロードの通信速度 |
NetOut |
アップロードの通信速度 |
NetTotal |
通信の総量(累積) |
FreeDiskSpace |
ディスクの空き容量 |
PerfMon |
NTのパフォーマンスデータ? |
Uptime |
起動してからの時間 |
Plugin |
プラグインを使用 |
Registry |
レジストリから取得 |
Time |
年月日、曜日、時刻の取得 |
Calc |
計算式を実行 |
以上、ヘルプから引用してきましたが、一部よくわかってません。
いい感じに使用してる既存のスキンがあれば使い方がわかるのですが‥‥
ちなみにこのスキンで使用していない項目についてですが、
Registryは「わんわんスキン」で壁紙を呼び出すのに使っていて、
Calcは表示が自動的に切り替わるスキンで使用しています。
これらはのちのち、機会があれば説明しようと思います。
基本的に、他のスキンを見て「あ〜‥この表示をつけたいなぁ」と思った部分を
.iniファイルから適当にコピペしてくればいいので、なんとなくわかればいいんじゃないかとw
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