■ 最初に

Rainmeterのスキンについて説明する前に、まずお断りしておきます。
私自身、その機能を全て把握してはいません。ましてやRainmeterがどこまでできるか、
どれだけ応用できるかなどといったことはからっきしダメです。全然わかっちゃいません。

しかし、自分が作っているスキンぐらいでいいならなんとか説明できますから、
わかる範囲だけで‥‥という感じでいきます。あまり多くは求めないでくださいね。
なお、このHowtoはRainmeterがver0.12のころに作成しましたので、ご注意ください。


それでは最初に、スキンの仕組みについて簡単に説明します。
どのスキンでもいいので、スキンのフォルダを開いて中のファイルを見てください。
(ファイルの表示方法を縮小版にして、起動させたスキンと見比べるとわかりやすいです)

例えば当サイトにあるRainmeterのスキンで見ますと、設定ファイルの「〜.iniファイル」と、
画像を使っていれば画像ファイルの「〜.pngファイル」がフォルダの中にあります。
※Rainmeterでは.bmpや.jpg、.gifなどの画像も使えますが、私は.pngを推奨します。

画像ファイルは、スキンのベースの部分と、必要であればボタンなどのパーツがあるだけで
いたって単純です。透過も扱えますし、QuickChangerのスキンを作るより簡単でしょう。
説明が必要だとは思いませんので、自分の好きなように必要なだけ作製してください。
※Rainmeterは透過データも扱えますので、QuickChangerのような透過色はありません。

 追記:ver0.13になってボタン用のコマンドが追加されました。
 そのButtonCommandに使う画像は、通常時・クリック時・カーソルが重なった時、
 それぞれの状態を左から順に、同じ大きさで繋げた形で用意してください。


Rainmeterのスキンで“核”となるのは.iniファイルです。Rainmeterのスキンを作るには
データの取得の仕方や表示方法など、.iniファイルの仕組みを理解しなければなりません。

.iniファイルでは、CPUの稼働率やメモリの使用状況、HDDの容量等、パソコンの情報を
Rainmeterのプログラムに取得させ、スキン上にどう表示させるか、設定を記述しています。
Rainmeterのプログラムはこの.iniファイルを読み込むことで“スキン”を表示するのです。

.iniファイルは複雑なものはわかりにくいですけれど、基本的な流れはだいたい同じです。
『表示する情報の取得』→『画像の表示』→『情報の表示』となっています。
ぱっと見複雑に見えても、よく見れば一つ一つの項目の積み重ねであり寄せ集めなので、
じっくり腰を据えて読み解けば、何がどうなっているかなんとなく見えてくると思います。
簡単なつくりのものから徐々に慣れていけば、それほど難しいものではありません。

なお、公式サイトに.iniファイルを編集するソフトがあるようですが、最新版が落とせず、
古いものも動作が重くイライラしてくるので、私はまともに使ったことがありません。
ある程度理解していれば直接編集したほうが手っ取り早く、理解も深まると思います。
当コンテンツでは扱いませんので、使ってみたい人は自分で試してください。

では.iniファイルの説明をしていきますが、Rainmeter自体のヘルプを元にしようとすると
翻訳することに終始してしまい、「じゃあどうやってスキンを作るの?」という具体的な
話には持っていきにくいので、当サイトのスキンを元に説明していくことにします。


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