■ [BrowserPreviews] の説明

それでは実際に、タマ姉スキンの.iniファイルで説明していきます。
.iniファイルからの引用を太字とし、このスキン固有の、
つまり流用するときには変更する個所を、斜体文字とします。

見づらいと思ったら、タマ姉.iniファイルを見ながら読んでみてください。
まずは[BrowserPreviews]の説明です。


------------------------ ここから タマ姉.ini ファイルの説明 ------------------------

; QuickChanger [ToHeart2 たま姉 x04]

  行頭に「;」(セミコロン)がある行は「コメント行」になります。
  コメント行はスキンに直接影響しませんので、好きに書くことができます。
  ここでは、何のソフトのなんていう名前のスキンか、sk2が記載しています。

[BrowserPreviews]

  「ここからブラウザでのプレビューの設定を始めます」という意味。

Preview0 = P0
P0Mask = $qcdir$\skins\Tama\ta_b_mask01.png

  ブラウザで表示する最初のプレビュー(サムネイルの表示)を「P0」と呼称し、
  それに使用するマスク画像「P0Mask」のファイルを指示しています。
  ※マスクを使わない場合は、P0Mask = 〜の行は必要ありません。

  $qcdir$ というのは、QuickChangerがインストールされているフォルダのことで、
  おそらくレジストリか何かから引用していると思います。
  (なので、正常にインストールされてないとQCが読みにいけない場合があります)

  そのフォルダの中の「skins」フォルダ内の「Tama」フォルダ内にある、
  「ta_b_mask01.png」をP0のマスクに使いなさい。と書いてあるわけです。

P0Width = 64
P0Height = 48
P0X = 34
P0Y = 86

  「P0」のプレビューは、幅を64ドット高さを48ドットの大きさで、
  X方向34ドット目、Y方向86ドット目から表示しなさい。という意味。
  ※ベースに使用する画像の左上がX=0、Y=0で、右にX方向、下にY方向となります。

  ちなみにプレビューの大きさは、マスクの画像と同じ大きさじゃないとまずいです。
  別に暴走したりはしませんが、マスクが正常に表示されないのは超かっこ悪いですw

Preview1 = P1
P1Mask = $qcdir$\skins\Tama\ta_b_mask02.png
P1Width = 72
P1Height = 54
P1X = 5
P1Y = 153

  P0の説明を踏まえると、ここでは
  「次のプレビューをP1とします。マスク画像はta_b_mask02.pngを使って、
   大きさは幅72×高さ54で、場所はX=5、Y=153から表示しなさい」という意味。

  「Preview1=P1」の「P1」と、「P1Mask」、「P1Width」、「P1Height」、「P1X」、「P1Y」の
  「P1」は“イコール”です。仮に「P1」とせずに「Preview1=Pic1」と設定した場合は、
  「Pic1Mask」、「Pic1Width」、「Pic1Height」、「Pic1X」、「Pic1Y」となるわけです。

  流用した.iniファイルよりプレビューの数を増やしてるのに、編集するときに気づかず
  ここの数字を揃えないで「正常に表示されない」と悩むケースがあります。ご注意を。

Preview2 = P2
P2Mask = $qcdir$\skins\Tama\ta_b_mask03.png
P2Width = 80
P2Height = 60
P2X = 54
P2Y = 240

Preview3 = P3
P3Mask = $qcdir$\skins\Tama\ta_b_mask04.png
P3Width = 72
P3Height = 54
P3X = 183
P3Y = 281

  あとは説明しなくてもわかりますね?3枚目、4枚目の設定が続いてます。
  ちなみにブラウザで表示するプレビューは0から数えはじめます。
  例えば6枚表示するなら、Preview0からPreview5の設定をするわけです。


そしてここで私がこだわっているポイントですが、QuickChangerの動作上でのお約束として
「壁紙が変更されるとその壁紙のプレビューは真ん中に来る」というものがあります。

ブラウザで表示されているプレビューの1枚を直接クリックした場合は違いますが、
一定時間で自動的に変わったりランダムで変更されたときは必ず、
現在の壁紙のプレビューは真ん中に表示されます。

私の場合、これがスキンのデザイン上「一番前」にこないと気持ち悪く感じるので、
スキンを作る際にはそうなるように工夫してます。

このタマ姉スキンの場合、プレビューの数は4つでデザイン上の一番前は上から3番目です。
枚数が偶数の場合2で割って次の1枚目が真ん中になりますから、「P2」が該当するので、
そのプレビューがデザイン上の一番前に来るよう上から順に0、1、2、3、と設定しています。
もし仮にデザイン上の一番前が上から2番目だったら、下から順に0、1、2、3、としたでしょう。

他にも、秋葉スキンの縦長ver.(akiha_water.ini)では、右手で現在の壁紙を指し示している
ようにしたかったので、余計なプレビューを設定してスキンの外の座標に追い出してます。
ま、自己満足に近いですけどね (^^ゞ

[BrowserPreviews]の説明はここまでとします。次は[BrowserButtons]です。


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