昨日に引き続き、ディスプレイについてちょっとお話しします。
皆さん、ディスプレイはちゃんと設定していますか?
日本人は「白すぎる白」や「くっきりはっきりした画像」を好むので、
店頭に置いたとき、画面が派手できれいに見えれば見えるほど、よく売れるそうです。
(メーカーパソコンのほとんどがツルピカ液晶になっちゃったのもそのせいでしょうね)
だから普通のテレビもパソコンのディスプレイも、かなりとんがった設定になっています。
でもそんな画面を見ていると、あっというまに目が疲れ、肩がこり、しんどくなります。
小さい文字や絵をじっと見つづけるパソコンのディスプレイには、向いてないのです。
「白い壁紙は眩しい」とか「ディスプレイを見てると目が疲れる」などと言う前に、
ディスプレイの設定を変更しましょう。
まずは「色温度」。「色温度ってなに?」という人は検索するか説明書を見てください。
買ったときの設定のままなら、おそらく9,300kになっていると思います。
印刷業界なら5,000kですが、普通に使う場合でもせめて6,500kにしましょう。
(ちなみに太陽の光は5,000〜5,500kだそうです。私は5,800kにしています)
変えたときはかなり黄色く見えると思いますが、それでいいんです。すぐ慣れます。
試しに、数日使って慣れた頃に9,300kに戻してみてください。白が青く見えますから。
そして、コントラストとブライトネスの調節をしましょう。
↑これを見てください。黒がつぶれたり、白がとんでたりしていませんか?
まずはコントラストを最大に上げ、ブライトネスを最小に下げてください。
そして一番はじの黒と二番目の黒がギリギリでなんとか見わけられるぐらいまで、
ブライトネスを少しずつ上げていきます。(はっきり見わけられるのは上げすぎです)
最後に一番はじの白と二番目の白が見わけられなければ、コントラストを下げます。
「ガンマ値」の設定もできればしたほうがいいですけれど、ここでは割愛します。
特に壁紙を作る人は、設定が派手に偏ったディスプレイを使ってるとそれに慣れてしまい、
極端な色調整をした壁紙を作ってしまいます。きちんと設定して使いましょうね。
‥‥実際のところ、この程度のことは検索すればすぐ調べられることで常識なんですが、
意外と知らない人もいるようなので、日記の話題に取り上げてみました。
パソコンではディスプレイが一番重要なインターフェースだと私は思います。
ろくに設定すらできないようなものを使ってる人は、ちょっと考えてみてください。
注意:上記のコントラストとブライトネスの調節は、CRTの場合のものです。
液晶はバックライトも関係してきますしメーカーによって用語が統一されてませんし、
そもそも私は液晶なんて使ってないから知ったこっちゃありません (爆