■ Rainmeter - スライドショー篇

Q01.スライドショーってなに?
Q02.WPSetterってなに? 入れなきゃダメ?
Q03.なんでWPSetterなのさ。
Q04.で、どうすればいいの?
Q05.スキン上のボタンや画像を押しても反応しません。
Q06.「SlideChange」で配列を切り換えると、表示位置が移動して使いにくい。
Q07.「SlideChange」でランダムボタンを押してもちがう壁紙にならない。
Q08.壁紙の画像が表示されない。or クリックしても壁紙が変更されない。


Q01.スライドショーってなに?

設定したフォルダ内(サブフォルダも含む)にある壁紙などの画像をスキン上に表示し、
一定時間でランダムに切り換えることができる機能を指します。

私が作るスキンでは、.jpgと.bmpと.pngの画像形式に対応しています。
また、WPSetterを併用すると、画像をクリックして壁紙にすることもできます。


Q02.WPSetterってなに? 入れなきゃダメ?

WPSetterとは、りゅうなま氏が作られたフリーの壁紙変更ソフトです。
本来の使い方は、“WPConfig.exe”でフォルダを設定して“WPSetter.exe”を起動すると、
設定したフォルダ内にある画像をランダムに選び出して壁紙にするというものなのですが、
画像ファイルを“WPSetter.exe”から実行すれば、すぐに壁紙にすることもできます。
これをスキンから呼び出して、あたかもRainmeterで壁紙を変更できるかのように扱います。

スライドショーの機能を搭載したスキンはWPSetteをインストールしていなくても使えますが、
どうせなら壁紙を変更できる方がいいでしょう。意識せず簡単に使えますし、入れてみては?


Q03.なんでWPSetterなのさ。

非常駐型で、ファイル名を渡して実行できる壁紙変更ソフトなら何でもかまわないのですが、
ベクターで検索してひととおり試した結果、以下のような理由で一番いいと判断しました。
他のソフトを使いたい人は、自力で何とかしてください。

 1. 対象をフォルダで指定できるので、壁紙が増えてもリストを更新する必要がない。
 2. 画像と画面のアスペクト比が違っていても、縦横比を固定して拡大・縮小してくれる。
 3. 拡大や縮小をしても画質が綺麗。
 4. 操作が単純明快でわかりやすい。
 5. 余計な機能がついてなくて、動作も軽い。
 6. Xp発売以降に更新されている。
 7. レジストリを汚さない。

作者のりゅうなま氏に紹介許諾を打診した際、快くご了承いただきました。


Q04.で、どうすればいいの?

なにはともあれ、WPSetterをインストールしてください。
インストール先はデフォルトのままにすれば、.iniファイルを編集する手間が半減します。

そしてスキンの.iniファイルを編集します。
.iniファイルを開くと、最初の方に以下のような記述があります。

  [Variables]
  (中略)
  WPchange="C:/Progra~1\WPSetter\WPSetter.exe"
  Viewer=" "
  ImageFolder="C:\壁紙\"
  Time="60"

スキンによっては順番が前後しますが、だいたいこんな感じです。

WPchange="〜" はWPSetterのインストール先です。変更している人は書き換えてください。
※必ずMS-DOS形式で指定すること。よくわからなかったらデフォルト先にインストールしましょう。

Viewer=" " は画像を開くプログラムを指定します。
デフォルトの状態(半角スペース)では、Windowsで関連付けられているプログラムで開きます。
画像を管理するようなソフトよりも、ファイル単体で開くビュアーを指定すると便利かと思います。

ImageFolder="〜" は画像を読み込むフォルダを指定します。
※ここもMS-DOS形式で指定すること。よくわからなかったらフォルダ名を変えるのもいいでしょう。
サブフォルダも読み込むので、フォルダで分類している人は上位フォルダで指定するといいです。
「SlideChange」のように複数の画像を表示するスキンではそれぞれに指定することができるので、
分類したフォルダごとに指定してもいいですし、全部同じフォルダを指定してもいいでしょう。

Time="〜" は、スライドショーを更新する間隔です。変えたい人は好きに書き換えてください。
普通は秒数ですが、スキンの更新間隔(Update)を変えている場合は、その値に比例します。

例:「Update=60000」で「Time="3"」の場合、
  スキンの更新間隔は60秒、スライドショーの更新間隔は180秒。


Q05.スキン上のボタンや画像を押しても反応しません。

あなたが.iniファイルを書き換えたときに、なにか間違えた可能性があります。
もしくは.iniファイルとインストールされているパスが食い違っているのかもしれません。
特にパスには注意して、間違えてないか、MS-DOS形式になっているか確認してください。

正:WPchange="C:\Progra~1\WPSetter\WPSetter.exe"
誤:WPchange="C:\Program Files\WPSetter\WPSetter.exe"

※MS-DOS形式はフォルダ名を半角8文字までしか認識できません。


Q06.「SlideChange」で配列を切り換えると、表示位置が移動して使いにくい。

つぎのように操作してください。

 1. 「表示位置を保存」をONにして縦配列のスキンをデスクトップ右上に配置する。
 2. Rainmeterを終了し、もう一度起動させる。(1.のときの座標を記憶させる)
 3. 「表示位置を保存」をOFFにして「画面内に表示」をONにする。

これで横配列・ランダム配列にしても、右上を基準として切り替わるようになります。

これは、2.で座標がいったん記憶されるものの、3.の操作で「表示位置を保存しない」
つまり「今後移動させても保存位置を更新しない」としたことになるので、横配列や
ランダム配列に切り換えても縦配列を配置したときの座標は変更されなくなるのです。

そして横配列やランダム配列に切り換えたときは、1.の座標では画面内に収まらず、
「画面内に表示」=ONの設定に従って移動してくれるから、きちんと表示されるのです。

ちなみにデスクトップの左上を基準としたい場合は、両方ともONで問題ありません。
(普通はアイコンが邪魔になるからここには置かないでしょうけれど)
左下を基準にしたい場合は、先に横配列で左下での位置を保存してやればOK。

そして右下を基準にしたい場合は以下のとおり。

 1. 縦配列を表示させ、「表示位置を保存」をON、「画面内に表示」をOFFにする。
 2. 一番上の画像が画面の右下に、それ以外の6枚は画面の外に出すようにして配置。
 3. Rainmeterを終了し、もう一度起動させる。(2.のときの座標を記憶させる)
 4. 「表示位置を保存」をOFFにして「画面内に表示」をONにする。

「画面内に表示」をONにすると、ゲームや動画鑑賞などで解像度が変更されたときに
スキンの位置が移動して困る人は、移動したあと「スライドショー更新ボタン」を
押してください。スキンがRefreshされて元の位置に戻りますよ。


Q07.「SlideChange」でランダムボタンを押してもちがう壁紙にならない。

このスキンでは、画像をランダムに選び出す作業をRainmeterのプラグインが担当しています。
つまりスキン上に表示されている画像と同じタイミングで、同じように切り換わりますから、
いくらボタンを連打しても元が切り換わるまでは同じ画像が呼び出されるだけです。

これはこのスキンの仕様です。

初めてWPSetterを組み込んだ「わんわん」では、当時Rainmeterにこのプラグインがなく、
WPSetterの機能で画像をランダムに選び出して壁紙を変更するようにしていました。
それと同じようにすれば、ボタンをクリックするごとにランダムに切り換わるようになります。
しかしそうするには、壁紙にする画像をランダムに選び出すフォルダを、あらかじめ
WPSetterに設定しておかなければならず、スキンとの整合性が取りにくくなってしまいます。

それにそのプラグインを使えば、「WPSetterはインストールするだけでいい」という
メリットが生まれます。それを殺してまでランダムの連打に拘る必要はないと判断しました。
どうしても連打で切り換えたいという人は、「わんわん」を参考に自力で改造してください。


Q08.壁紙の画像が表示されない。or クリックしても壁紙が変更されない。

画像を読み込むフォルダのフルパスが、長すぎたりはしませんか?
おそらくパスが長すぎるか、.iniファイルの記述が間違えてるかのどちらかです。
また、日本語や空白が含まれていると、動作しなくなる確率が上がります。

試しに、ドライブのルートなどの浅い階層にフォルダを作って画像ファイルをいくつか置き、
フォルダ名やファイル名を半角英数で短くして(例:c:\cg\test1.jpg)みてください。
根本的に間違えてなければ、問題なく動作するはずです。


TopPage