■ Rainmeter - WinAMPコントロール・Lilithコントロール篇
Q01.WinAMPコントロールとかLilithコントロールってなに?
Q02.WinampやLilithが起動してるなら、そっちで操作すればいいじゃん。
Q03.で、どうすればいいの?
Q04.準備できたけどどう使うの?
Q05.スキン上のボタンを押しても反応しません。
Q06.なんか表示が遅くない?
Q07.ID3タグ情報の窓を閉じるボタンが利きません。
Q08.いや、やっぱり利かないって。
Q09.タイトルのスクロールはできないの?
Q10.リスト再生が上手く動作しません。
Q11.ときどきRainmeterが強制終了してしまいます。
Q01.WinAMPコントロールとかLilithコントロールってなに?
Rainmeterのスキン上からWinampやLilithを起動させたり、操作できる機能のこと。
それらを「WinAMPコントロール」、「Lilithコントロール」と私が勝手に呼称しています。
Q02.WinampやLilithが起動してるなら、そっちで操作すればいいじゃん。
デスクトップに色々表示していると、時にはそれらが邪魔になることがあります。
そんなとき私はRainmeterの表示を優先させて、他のスキンを隠すようにしています。
WinampやLilithを最小化していても、Rainmeterで操作できれば問題ないからです。
最小化してなくても、カーソルが近い方で操作すればいいから手っ取り早くもなりますし。
そういうわけで、自分がスキンを作るならできるだけこの機能を付けるようにしています。
Q03.で、どうすればいいの?
Winampのインストールフォルダを、デフォルトの「C:\Program Files\winamp\」として
スキンを作っています。他のフォルダにインストールしてる人は.iniファイルを修正してください。
WinampFolder="C:\Progra~1\winamp\"
(もしくは)
WinampExe="C:\Progra~1\winamp\winamp.exe\"
私が作っているスキンでは、このような記述が.iniファイルの最初の方にありますので、
"C:\Progra~1\winamp\" の箇所をMS-DOS形式で適切に書き換えてください。
※スキンによっては記述が異なりますので、元の記述を参考にしてください。
※Lilithコントロールのスキンの場合は、必ずフォルダの設定が必要です。
Lilithはインストール先のフォルダ名が長すぎて支障をきたすことがあるので、
私は「C:\Program Files\lilith\」にして、スキンもそれを前提にして作っています。
(複数のverをインストールしていると、MS-DOS形式のパスが変わってしまうのです)
デフォルトのままの長いフォルダ名の人は、再インストールしてフォルダ名を
同じように短く変更するか、スキンの.iniファイルを自力で修正してください。
次にリスト再生の準備をします。私が作っているスキンでは、Winampのリストファイルを
あらかじめ用意し、スキン上のボタンを押せばすぐに再生できるものがあります。
(Lilithも同じリストファイルを利用できるので、用意するのは一通りあればOKです)
スキンごとにリストファイルを別々に用意すると管理が煩わしくなってしまうので、
song1.m3u〜song4.m3uをRainmeterのSkinsフォルダに置いて共用します。
リスト再生できるスキンの.iniファイルを見ると、以下のような記述があります。
数はスキンによって異なりますが、多くても4つにしています。
WinampList1="C:\Progra~1\Rainmeter\Skins\song1.m3u"
WinampList2="C:\Progra~1\Rainmeter\Skins\song2.m3u"
WinampList3="C:\Progra~1\Rainmeter\Skins\song3.m3u"
WinampList4="C:\Progra~1\Rainmeter\Skins\song4.m3u"
このように、Skinsフォルダにリストファイルを4つ作って保存してください。
しかしこれ、リストファイルに限らず、MP3ファイルでもファイルが入ってるフォルダでも
Winampに渡して再生できるものなら何でもいいので、割と好きにしても問題ありません。
リストを用意するのがめんどくさい場合は、以下のように書き換えてみてもいいでしょう。
例1:WinampList1="C:\MP3\J-POP\さくら.mp3"
例2:WinampList2="D:\MP3\Anime"
例1では、「さくら.mp3」の一曲だけを再生します。
例2では、「Anime」というフォルダ内にあるファイルを全て再生します。
MP3のフォルダを指定すれば、リストを用意したり更新する必要がなくなるわけです。
※再生するフォルダを指定するときは、最後に「\」をつけないでください。
以上で準備完了です。
操作方法については、次のQ04.や!ReadMe_sk2.txtを見てください。
Q04.準備できたけどどう使うの?
基本的な操作は見ればわかるので説明しませんが、「sk2仕様」とでも言いましょうか、
私が作るスキンに独特で、かつ各スキンで共通させていることを列記しておきます。
・WinampやLilithのアイコン(*1)は左クリックで起動、右クリックで終了。
(最近は右クリックで最小化する仕様に移行しています)
・タイムカウンタはトグルで±表示切り換え。
・プログレスバー(*2)には曲の10〜90%の位置に移動するジャンプボタンを
隠して配置。その両端には±5秒ボタンを左右に配置。
・ボリュームコントロールは 0%、25%、50%、75%、100%と変化。
(最近は無音になる0%ではなく、5%ほどの小音量にする仕様に移行しています)
・「♪」「L1,L2,L3」「T,U,V」などはリスト再生ボタン。
・「♪」「L」などが一つだけある場合は他のボタンをリスト再生ボタンに切り換え。
・「■/□」はシャッフルON/OFFボタン。「●/○」はリピートON/OFFボタン。
(それっぽいデザインでスイッチを作る場合もあります)
‥‥といったところでしょうか。もちろんスキンによっては異なる場合もあります。
各スキンに添付している!ReadMe_sk2.txtは必ず目を通すようにしてください。
(*1) Lilithのアイコン ‥‥WinAMPコントロールならイナズマがあるところの、六紡星のソレ。
リリス‥‥旧約聖書‥‥と連想して勝手に決めました。
(*2) プログレスバー ‥‥シークバーっぽいもの。曲の進捗状況をグラフ表示しているアレ。
Rainmeterはドラッグ操作ができないので、通常のseek操作はできません。
替わりにその曲の10〜90%の位置に移動するジャンプボタンなどをつけてありますが、
seekできないことに変わりはないので、シークバーとは呼びません。
Q05.スキン上のボタンを押しても反応しません。
あなたが.iniファイルを書き換えた際に、書き損じている可能性があります。
もしくは.iniファイルとインストールされているパスが食い違っているのかもしれません。
特にパスには注意して、間違えてないか、MS-DOS形式になっているか確認してください。
正:WinampFolder="C:\Progra~1\winamp\"
誤:WinampFolder="C:\Program Files\winamp\"
※MS-DOS形式はフォルダ名を半角8文字までしか認識できません。
Q06.なんか表示が遅くない?
Rainmeterのスキンは基本的に1秒間隔で更新されます。
リアルタイムではないので、そのぶんWinamp本体の動作より表示が遅れるのです。
他の表示は比較するものがないので、少し遅れていてもわからないだけなのです。
Q07.ID3タグ情報の窓を閉じるボタンが利きません。
それは、Winamp日本語化キットのバージョンに関係します。
前のバージョンではID3タグ情報のウィンドウ名をデフォルトのままにしてあったんですが、
最近は書き換えるようになっちゃって、こちらもどう対応しようか迷ってます。
「ウィンドウ名ってなに?」という人は、タグ情報の窓を開いてみてください。
窓のタイトルバーになんて書いてありますか? Winampのデフォルトでは
“MPEG file info box + ID3 tag editor”となってるはずなのですが、
“MPEG file info box + ID3 tag editor (日本語化キット拡張)”となっていたら
日本語化キットが書き換えちゃってるということになります。
そして私が作ってるWinAMPコントロールのスキンは、このウィンドウ名を指定して
「"MPEG file info box + ID3 tag editor" の窓を閉じなさい」と指示しているから、
当然、このウィンドウ名が合致しなければ閉じないわけですね。
「日本人なんだから日本語化してるだろ」と、簡単に決めちゃうわけにもいかないし、
私のスキンは海外でも使われてるので、できれば2バイト文字は入れたくないという
気持ちもありますし‥‥。ホント、どうしたものやら (苦笑
対応策は、↓のように、.iniファイルの該当する箇所を合致するよう書き換えてください。
[MeasureID3Tag]
Measure=Plugin
Plugin=Plugins\WindowMessagePlugin.dll
WindowName=MPEG file info box + ID3 tag editor (日本語化キット拡張)
;WindowClass=#32770
とりあえずいまのところ、他の要素で2バイト文字を使ってるスキンはこのようにし、
一切使ってないスキンでは、デフォルトのままとしておきます。
Q08.いや、やっぱり利かないって。
in_mpg123.dllやin_mad.dllなどといった他のプラグインを使ってませんか?
もしくは、タグ情報を表示するのにmp3infpなどを使ってませんか?
そのような環境で表示されるデフォルトとちがうタグ情報の窓は、閉じることができません。
クラス名(#32770)でなら指定できますが、このクラス名は他の窓でもよく使われているので
誤動作を起こしてしまいます。(例えばWindowsの「ファイルのコピー」を中断して閉じてしまう)
対策は、mp3infpなどで表示しないようにするか、同じクラス名(#32770)の窓が開いてるときは
ボタンを押さないように気をつけることにして、クラス名で指定するようにしてください。
クラス名で指定する場合は、.iniファイルを次のように書き換えます。
[MeasureID3Tag]
Measure=Plugin
Plugin=Plugins\WindowMessagePlugin.dll
WindowName=MPEG file info box + ID3 tag editor ←この一行を削除して、
WindowClass=#32770 ←この一行を追加。
Q09.タイトルのスクロールはできないの?
「AMIP」や「WinampPlugin.dll」を利用した“タグ情報表示スキン”ではできません。
他のスキンなら、Winamp本体の設定でタスクバーのスクロールをONにすれば
Rainmeterのスキンでもスクロールさせることはできますが、私は推奨しません。
なぜなら、Rainmeterは基本的に1秒間隔で表示を更新するため、
スクロールさせてもガタガタな動きになってしまうからです。
更新間隔をせめて0.2秒ぐらいにしてやればマシになりますが、
CPUへの負荷を考えるとそこまでする気にはなれません。
Q10.リスト再生が上手く動作しません。
再生する音楽ファイルやリストファイルのフルパスが、長すぎたりはしませんか?
おそらくパスが長すぎるか、.iniファイルの記述が間違えてるかのどちらかです。
また、日本語や空白が含まれていると、動作しなくなる確率が上がります。
試しに、ドライブのルートなどの浅い階層にフォルダを作って音楽ファイルをいくつか置き、
フォルダ名やファイル名を半角英数で短くして(例:c:\music\test1.mp3)みてください。
根本的に間違えてなければ、問題なく動作するはずです。
Q11.ときどきRainmeterが強制終了してしまいます。
私の環境でもときどき曲を再生した瞬間にRainmeterが落ちますが、原因不明です。
「その曲を再生すると落ちる」という再現性もありませんし‥‥誰かなんとかしてください (ぉ
ID3タグ情報を取得するのにAMIPを使わず、WinampPlugin.dllを使うようになってからは
この症状は発生しなくなりました。思い返してみるとそれ以前にも発生しなくなっていたように
思うので、もしかしたらWinampやAMIPをバージョンアップしたことやその他の環境の変化で
改善されていたのかもしれません。
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